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外部委託で起こりがちな落とし穴と、その回避策

2026/01/27

外部委託で起こりがちな落とし穴と、その回避策

外部委託で起こりがちな落とし穴と、その回避策

クリニック運営では、経理・労務・IT・清掃・広告など、さまざまな業務を外部に委託する場面があります。
医院継承や医療法人化をきっかけに外部委託を増やすケースも多く、院内負担の軽減という点では大きなメリットがあります。

一方で、外部委託は使い方を誤ると、経営上のリスクにつながることもあります。

外部委託で多い「任せきり」による経営リスク

外部委託で特に多いのが、「専門家に任せているから大丈夫」という認識によるトラブルです。

委託範囲や判断権限が曖昧なまま運用されていると、問題が起きた際に責任の所在が不明確になります。
外部委託は業務を任せるものであり、経営上の最終責任まで委ねられるわけではありません。

クリニック外部委託で起こりやすい丸投げトラブル

税務や労務、ITなどの専門性が高い分野ほど、委託先に判断を委ねてしまいがちです。

その結果、医院の方針とズレた対応が行われたり、業務内容やコストがブラックボックス化するケースも見受けられます。
院長自身が全体像を把握できていないと、最終的な意思決定ができなくなるリスクがあります。

外部委託契約で見落とされがちな重要ポイント

外部委託に関するトラブルの多くは、契約内容を十分に確認していなかったことが原因です。

業務範囲が抽象的なまま契約していたり、トラブル時の対応や解約条件が明確でなかったりすると、後から修正が難しくなります。
医院継承後は、前院長時代の契約を引き継いでいるケースもあり、内容を把握しないまま運用されていることも少なくありません。

外部委託はコスト削減目的だけで選ばない

外部委託を検討する際、人件費との単純比較だけで判断してしまうと失敗につながります。

医院の運営方針や診療体制に合わないサービスを選ぶと、結果的に修正や再委託が必要となり、時間的・金銭的な負担が増えることがあります。
重要なのは、コストと業務の質のバランスを見極めることです。

クリニック外部委託を成功させるための回避策

外部委託を有効に活用するためには、次の点を意識することが重要です。

・委託業務と院内業務の役割分担を明確にする
・最終判断は院内で行う体制を整える
・定期的な報告・確認の機会を設ける
・契約内容を定期的に見直す

「任せる」と「把握する」を両立させることが、外部委託を成功させるポイントです。

医院継承・医療法人化時に外部委託を見直す重要性

医院継承や医療法人化は、外部委託の内容や体制を見直す絶好のタイミングです。

これまで当たり前のように続けてきた委託契約が、現在の医院規模や方針に合っているかを確認することで、経営の無駄やリスクを減らすことができます。

外部委託はクリニック経営の質を左右する

外部委託は、適切に活用すればクリニック経営を支える大きな力になります。
一方で、丸投げや確認不足があると、経営の足かせにもなりかねません。

業務を外に出しても、経営の軸は院内に残す。
その意識が、外部委託を成功させる鍵となります。

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