2026/01/17
診療科別に見るSNS集患の成功・失敗例
SNSを活用した集患は、どの診療科でも同じように成果が出るわけではありません。
診療科ごとに患者層や来院動機が異なるため、
向いている発信内容や媒体も変わってきます。
内科|成功例:地域密着情報に特化した発信
内科クリニックで成果を上げているケースの多くは、
専門性を強く打ち出すよりも、地域住民向けの情報提供に力を入れています。
・季節性疾患の注意喚起
・受診の目安
・院内感染対策の取り組み
こうした内容をInstagramやFacebookで継続的に発信することで、
「困ったときに思い出される存在」になりやすくなります。
実際に、地域密着型の投稿を続けた内科では、
新患アンケートで「SNSを見て安心した」と回答する患者が増え、
来院数の底上げにつながった事例もあります。
内科|失敗例:専門性を出しすぎた発信
一方で、検査データや専門用語を多用した投稿は、
一般患者には難しく感じられがちです。
専門性の高さは強みになりますが、
SNSでは「分かりやすさ」が優先されるため、
内容の難易度を上げすぎると閲覧されなくなる傾向があります。
小児科|成功例:親の不安に寄り添う発信
小児科では、患者本人よりも保護者が情報収集を行います。
成功しているクリニックでは、
・発熱時の受診目安
・夜間や休日の対応方針
・予防接種の考え方
など、不安を和らげる情報を中心に発信しています。
X(旧Twitter)やInstagramで短く伝えることで、
「いざという時に相談しやすい医院」という認識が広がり、
紹介やリピートにつながったケースも少なくありません。
小児科|失敗例:更新頻度が低く情報が古い
小児科は季節性が強いため、
更新が止まっていると「今もやっているのか不安」と感じられます。
特に感染症情報が古いままだと、
かえって信頼を損なう可能性がある点には注意が必要です。
皮膚科|成功例:症例イメージを抑えた発信
皮膚科では視覚情報が有効ですが、
刺激の強い症例写真は敬遠されがちです。
成功しているケースでは、
・治療方針の説明
・よくある相談内容
・生活指導のポイント
など、写真に頼らない情報発信を行い、
「相談しやすさ」を前面に出しています。
これにより、
美容皮膚科に偏らず保険診療の患者も集患できた事例があります。
皮膚科|失敗例:美容寄りの発信に偏りすぎる
自由診療の発信が多くなると、
保険診療目的の患者が来院をためらうケースがあります。
地域密着型の皮膚科では、
診療のバランスが伝わる内容が重要です。
整形外科|成功例:生活に直結する情報発信
整形外科では、
・肩こり、腰痛のセルフケア
・日常生活での注意点
・リハビリの考え方
といった「生活に役立つ情報」が反応を得やすい傾向があります。
地域名を含めた投稿を行うことで、
地域内での認知向上につながった例もあります。
整形外科|失敗例:動画制作の負担が大きすぎる
動画を活用しようとして、
撮影・編集の負担が大きくなり、
結果的に更新が止まってしまうケースも見られます。
無理のない運用設計が重要です。
診療科別SNS集患で共通する成功ポイント
診療科が違っても、成功例には共通点があります。
・患者目線の内容になっている
・地域性が意識されている
・継続可能な運用体制がある
SNSは「続いていること」自体が信頼につながります。
診療科に合ったSNS運用が集患を左右する
SNS集患は万能ではありません。
診療科の特性と患者心理を理解した上で活用することで、
初めて意味のある施策になります。
自院の診療科に合った発信内容を見極め、
無理のない形で続けることが、
地域に選ばれるクリニックへの近道です。
